瓶詰・品質管理
清酒の瓶詰作業や品質管理を担当します。
完成したばかりの日本酒は菌が生きているので、熱殺菌を行って品質を安定させる必要があります。殺菌のタイミングはまちまちで、酒質を見極めて適切なタイミングで殺菌処理を施す必要があります。
日本酒は製造そのものにスポットが当たりがちですが、瓶詰と品質管理はそれと同じくらい大事なポジションです。まずは瓶詰作業を担当し、業務の習得状況に応じて品質管理を担当します。
瓶詰作業
基本的に殺菌処理されていない生酒の状態で瓶詰を行い、瓶詰後に瓶ごと熱殺菌を行います。
最初はフォークリフトなどを使用した軽作業を覚え、業務の習得度に応じて移動帳簿入力や酒移動、瓶詰予定管理、品質管理など業務の範囲を広げていきます。
酒税申告
…なぜ製造部なのに税金の話と思ったかもしれませんが、お酒には「酒税」が課せられており、メーカーは出荷した段階で税金を払う義務が生じます。
ところが、この酒税は厳密には「敷地を出た瞬間」に支払義務が生じるため、会社の敷地外にも冷蔵庫があるとお酒を移動しただけで税金の支払い義務が発生します。
そのため、PCにて移動帳簿の入力や税金の計算と納付を行います。
瓶貯蔵について
弊社の日本酒は低温瓶貯蔵を基本としています。タンクではなく、お酒を瓶の状態で冷蔵庫に入れて貯蔵を行うことで、より高品質な日本酒を目指しています。
酒移動
ホースとポンプを用いてタンク間の酒移動を行ったり、瓶詰したお酒をP箱に入れて運搬します。
前述の通りあらゆる酒移動は帳簿に記帳する義務がある他、作業場の整理整頓や衛生管理など、酒移動一つとっても業務は多岐にわたります。
一連の作業を習得する頃には、ポンプやボイラー、フォークリフトやトラックなどの機械の操作に加え、PCに関連した様々なスキルを身に着けることになります。
こんな方におすすめ
- 様々な機械のスキルを身に着けたい人
- 健康で体を動かすのが好きな人
- 責任をもって整理整頓や安全衛生管理ができる人