
まんさくの花 ひやおろしのご紹介
お酒の味は季節で変わります。
気温などの影響で味覚が変わるのもありますが、お酒自体の味が「熟成」によって少しずつ変化していくからです。
基本的にお酒は気温の低い冬に仕込むので、「春」「夏」「秋」と季節が進むにつれて、熟成が進んでいきます。
完成して間もないお酒はフレッシュで、口の中に入れた瞬間に香りや味わいが広がりますが、
熟成が進むごとに少しずつ角が取れた丸みのある味わいと、奥深い香りに変化していきます。
ひやおろしが美味しいといわれる理由の1つは、この熟成にあります。
また、熟成の良し悪しは、貯蔵の方法で大きく変わります。
「ひやおろし」が美味しいと言われる理由の2つ目として、一度火入れでお酒を出荷するために、
お酒をビンに詰めて冷蔵庫で丁寧に貯蔵することが挙げられます。(酒蔵によっては違う方法をとる場合もあります。)
ちなみに当社はその考え方に基づき、コストはかかりますがお酒の大半を低温ビン貯蔵にかけた一度火入れ原酒として発売しています。
そういった意味では9月~11月にかけて発売する商品は厳密には全てひやおろしと呼べるのですが、
まずは9月9日の重陽の節句に発売する以下の商品を「ひやおろし」としてご案内させていただきます。
※全て流通限定・本数限定商品のため、売り切れの際はご容赦ください。
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美郷 ひやおろし
このお酒は秋田県の「美郷錦」という酒米で醸しました。
「美郷錦」は酒米界のスーパーエリート「山田錦」「美山錦」を両親に持ち、平成14年秋田県に彗星のごとく登場。 無限の可能性を秘めながらも、栽培が非常に難しく現在では希少米となってしまった酒米です。「もっと多くの人にこのお米の良さを知ってもらいたい!」その思いで一際目を引くデザインボトルを作りました。上から順に「日の丸」「まんさくの花」「水」をアイコニックに表現したものです。さあ、ようこそ、美郷錦の世界へ。
※『美郷』は春の生原酒と秋のひやおろしの年二回発売いたします。
※特に本数の少ないお酒ですので、売り切れの際はご容赦ください。 -
純米酒 まんさくの花 ひやおろし
吟醸規格まで丁寧に磨き上げた、比較的きれいな酒質と味わいのバランスが特徴の一本です。 2016のひやおろしは秋田県産「美山錦」を100%使用。夏を超えてようやくお酒の角が取れてきました。夜の長くなる季節に、時間を忘れてゆっくり晩酌をお楽しみいただけるような、落ち着きのある酒質に仕上がっております。
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純米酒 まんさくの花 ひやおろし(秋田県内限定)
秋田県産「美山錦」を使用し、円熟味のあるまろやかさを楽しんで頂ける辛口純米酒です。 冷や、常温で楽しんだ後は、是非「ぬる燗」をお楽しみください。体にじんわりしみこむ温度が、ひやおろしの深い旨みと香りをより一層引き立てます。
※秋田県内限定流通商品になります。
その他の一度火入れ原酒
まんさくの花では、ひやおろしの時期以外にも様々な酒米で醸した一度火入れ原酒を発売しております。
一年間を通してひやおろしと同様に低温瓶貯蔵にかけたこだわりのお酒がお愉しみいただけます。