槽しぼり(ふねしぼり)

2020年 01月 25日
「槽しぼり」はもろみを袋に入れて槽(ふね)と呼ばれる入れ物に積み重ね、
上から圧力をかけて搾る方法です。




手作業でもろみを何百枚もの袋に入れて積み重ねるので非常に手間がかかります。
袋は綺麗に積み重ねていかないと均等に圧がかからないので、多少の慣れが必要です。




また、搾り終えた袋から酒粕を剥がすのも大変な作業です。
酒粕は袋に綺麗に張り付いているので、こちらも1枚1枚手作業で丁寧に剥がしていきます。
板粕として販売する場合は綺麗に剥がして板のまま取り出します。


槽しぼりはゆっくりと圧をかけるので、搾り終えるまでにまる2日間かかります。

搾っている最中にお酒の酒質は少しずつ変化します。
酒屋さんなどで見かける「中ぐみ」と呼ばれるお酒は、
槽しぼりで搾られたお酒の最も綺麗な部分だけを取り分けたこだわりのお酒です。

当社ではこの味の違いを飲み比べる
「純米吟醸生原酒 まんさくの花 荒ばしり・中ぐみ・責めどり」
を毎年冬に本数限定で発売しています。
全く同じタンクのお酒なのに、搾りのタイミングで違う味わいをお愉しみいただける、究極の飲み比べです。