「日の丸」の歴史

2020.12.11
純米大吟醸HINOMARUが発売になりました!

ここだけの裏話ですが、実はこのお酒、東京オリンピックが決まって以来当社の社長が企画を進めてきたものです。ところが、このような事態になり、発売時期を年末にずらすことになった次第です。どこかデザインもオリンピック仕様ですよね・・・!

それでも、お正月にはピッタリのお酒かと思います。令和3年の一陽来復を願ってみんなで乾杯しましょう!どうぞよろしくお願いいたします。



日の丸発売ということで、今日は「日の丸」の歴史ついて簡単にまとめてみました。

当社の現在のメインブランド「まんさくの花」は1981年に誕生した、比較的新しい銘柄です。創業から長らく「日の丸」ブランドをメインに展開してきましたが、昭和中期以降の経営は苦難を極め、「ゴールド秋田」「月光飛天」など様々なサブブランドを展開するも流行らず、「まんさくの花」のヒットに救われた形になります。

当社の営業努力が足りなかったのもありますが、「日の丸」という言葉やデザインに対する国民のイメージが決して良くなかったのも不振の原因の一つだと考えております。日の丸の名前のイメージが良かったと思われる1935年頃には現在の3倍となる5,000石のお酒を製造しており、今でも会社にはその名残が残っています。

(旧)仕込蔵 10t超級の仕込みタンクが立ち並ぶ。


その後第二次世界大戦が勃発。企業整備例により廃業。戦後はゼロからの再スタートとなりました。

企業整備例。現在の当社より大きい2,000石あるにもかかわらず廃業。

戦後400石の免許で復活。冒頭のエピソードを経て現在の「まんさくの花」に至ります。

日本酒の「日の丸」は明治40年に登録した当社の登録商標です。
(左)精選日の丸(右)純米大吟醸HINOMARU 朝日米仕込み  

創業以来ずっと地元で愛され続けてきた銘柄であり、現在でも蔵元直売所や地元のスーパーでは「日の丸」のお酒を指名買いしていただくお客様がたくさんいらっしゃいます。

近年とある会社があくまで通称ですが、「日の丸ラベル」というお酒を販売しているのを目にしました。日の丸醸造の存在を知らないかもしれないし、日の丸を連想させるデザインをするのは自由だしな。と思ったら、なんと10年ほど前、各蔵の後継者や期待の社員が1か月泊まり込みで行う合同研修の場で、当社の次期杜氏となる正社員を、「即杜氏にする」という条件を出して引き抜いていった会社でした。まるでラーメン屋ののれん分けですね。
 
当社は日の丸というブランドに思い入れがないわけではありません。日の丸と言えば日の丸醸造と言われるような、いずれ国旗の日の丸そのものがもっと国民の身近な存在になってもらえるように、また日の丸のお酒をたくさん発売できるように頑張りたいと思います。