蔵元挨拶

いつも「まんさくの花」をご愛飲いただき誠にありがとうございます。

当蔵は現在の製造量は1升瓶換算で年間14万本程度の小蔵ですが、昔ながらの伝統の酒造りの良い部分を守りぬき、革新すべきは革新し、高品質の酒造りに務めております。

少しでも日本酒を楽しんでいただけたらという思いから、最近ではシングルモルトにこだわりを持っています。タンク毎に酒米や造りを変えて仕込みを行い、それらは一切ブレンドせずに様々な季節限定品として発売しています。

当社の最大の特徴であり、代名詞ともいえるのが低温瓶貯蔵です。搾りたてのお酒をすぐビンに詰め、火入れ(殺菌)を行い冷蔵庫にて貯蔵します。現在では吟醸酒以上のお酒は全てビンによる貯蔵を行っており、その数12万本超。

非常に手間やコストがかかる貯蔵方法ですが、お酒にとって最良な熟成方法と考えて実行しております。

また、瓶による貯蔵を行うことで通常2回ある火入れの工程を1回に減らした生詰のお酒を数多くお届けすることができるのが最大の利点です。

低温瓶貯蔵・生詰のお酒とはつまり「ひやおろし」と同義です。だからこそ「ひやおろしが旨い」と昔から言われてきたのではないでしょうか。反面、手間がかかるからこそ「ひやおろし」と時期が限定されていたようにも思います。

貯蔵の設備と技術が発達した今日、毎月「旨いひやおろし」があっても良いのでは!と考え、「毎月がひやおろし」を目標にしよう!と考えたのがまんさくの花の低温瓶貯蔵の始まりです。

現在では、冷蔵庫や土蔵蔵など温度帯の異なる貯蔵庫で、毎月飲み頃と判断した生詰(もしくは生)の商品を季節限定品として発売しております。そのほぼ全てが無濾過・原酒でお酒本来の味わいをそのままお届けするお酒になります。もちろん全て違う酒米・違う酵母。味わいも違います。

定番の「まんさくの花」「日の丸」「真人」はもちろんのこと、同じ水・同じ酒蔵が醸し出す様々な季節限定のお酒の味わいをお楽しみ頂きますれば幸甚です。

蔵元敬白 代表取締役社長 佐藤譲治